部下が動かぬ「ダメリーダー」に欠けた6つの視点 「リーダーシップ」の本質をわかりやすく解説
リーダーシップには世界共通の定義がない
マネジメントは、効率的な組織活動を目指すための仕組みや組織、ルールなどをいい、例えていうなら「箱」のようなものです。
ビジネスにおいて目標を達成させるには、「しっかりとした箱をつくる」ことに加え、「箱を機能させることが重要」になります。そのために必要なのが、リーダーシップです。
リーダーシップは、未来のビジョンを提示し、メンバーの団結力を高め、メンバーに対して動機づけを行うこと、つまり、①「対象のモノやコトを変革させる『推進力』を高める」ことがメインになります。
「マネジメント」が皆さんの体そのもの、そしてその体を「効率的に維持する」とするならば、「リーダーシップ」はその体に血液を巡らせ、体の機能を存分に活用し、「目的や目標に向かって能動的に動く」ことです。
マネージャーは、マネジメントと同時に、リーダーとして「プロジェクトを推進する役割」も担っています。とはいえ、リーダーシップをもてといわれても、なかなかピンとこないかもしれません。実は私もそうでした。
これには大きな理由があります。それは「リーダーシップに世界共通の定義がない」ということです。さらに、リーダーシップ論もさまざまな切り口で論じられており「画一的な方法がない」のです。
ただし、その中でも共通点はあります。それは「リーダーシップは2人以上の組織で語られる」「リーダーがいればフォロワーがいる」です。皆さんの中には、「フォロワーが思ったように動いてくれない」と悩んでいる人もいると思います。
「人は感情の生き物」といわれるように、仕組みやルールだけでは動きません。ですからリーダーは、②「フォロワーの感情や心に働きかけ、組織全体がビジネスの目的や目標に向かって歩んでいくための行動を取る」ことが大切になります。
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