部下が動かぬ「ダメリーダー」に欠けた6つの視点 「リーダーシップ」の本質をわかりやすく解説
ところで、リーダーシップを発揮する際に、「『権限』がないから難しい」という話を聞くことがあります。
同じ部長という権限をもった人でも、成果を出せる人と出せない人がいます。その分かれ目の1つが「非公式のパワー」をどれだけもっているかという点です。
つまり、役職にひもづいた権利や公式のパワーではなく、⑤「非公式のパワーである『人間的魅力』や『能力』がリーダーシップにきわめて重要」なのです。
非公式のパワーが強いマネージャーの3つの特徴
非公式のパワーが強いマネージャーは、リーダーシップを発揮し、ビジネスの目標達成に向けてプロジェクトの推進力を高めていきます。
その特徴としては、(1)「尊重する姿勢」があります。プロジェクトはそれぞれの活動の専門家が集まり、団結して進めるものです。そのときにメンバーを尊重する姿勢をもっていると、それが相手に伝わり、相手も協力してくれるようになります。
また、(2)「志が高い」こともあげられます。目標を達成したいという熱い想いや高い志がフォロワーの感情を動かし、協力してくれるようになるのです。
そして(3)「粘り強く頑張る姿勢」もフォロワーの感情を動かします。困難な状況に対して、常に前向きに対応しているとフォロワーにもそれが伝わり、「こんなに頑張っているのなら協力しよう」と思ってもらえるのです。
⑥「常に謙虚に、志高く、粘り強く頑張る姿勢が人の心を動かし、組織に血を巡らせる」ということを覚えておきましょう。プロジェクトの成功には、知識と技術という「道具」と、リーダーシップなどの「道具を活用する『人間力』」の双方が必要です。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら