ソリオ対ルーミー、売れ筋トールワゴン徹底比較 販売台数2位と14位、トヨタの販売力が際立つ

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ソリオのインテリア(写真:スズキ)

後席の足元スペースも、コンパクトカーとは思えないほど両車は広い。後席のスライド量はソリオが165mmなのに対し、ルーミーは240mm。スライド量自体はルーミーのほうが多いが、ソリオは荷室床面長が伸びたぶん、後席に余裕があるため実際は互角だろう。両車ともに、もっとも後席を後ろに移動させたときの広さはミドルサイズのミニバン並みだ。

使用目的に応じたシートアレンジの面では、両車それぞれに特徴がある。後席はルーミーが6:4分割式で、ソリオは5:5分割式を採用。いずれも、助手席側にある後席の背もたれを前に倒せば、3名乗車でも大きな荷物を積載可能だ。また、後席の左右背もたれを前に倒せば荷室スペースを広げられるのも同様で、高い室内高と相まって自転車の積載もできる。

ルーミーのインテリア(写真:トヨタ自動車)

ルーミーはダイブイン機構により後席を床に格納できるため、よりフラットな荷室にできる。一方、ソリオは、助手席の座面を前に出し、座面のスペースに背もたれを収納できるため、よりフラットになることで長尺物などを安定して積める。ルーミーの助手席は背もたれを前に倒すだけなので、この点ではソリオの実用性が高い。

ほかにも両車では、前席の左右背もたれを後ろに倒し、後席の左右背もたれをリクライニングするとフルルラットモードにもなる。近年のアウトドアブームでニーズが高まっている車中泊に対応したもので、いずれも大人2名が橫になることが可能だ。ただし、後席のリクライニング角度については、ソリオが56°なのに対し、ルーミーは70°まで可能だ。ルーミーのほうが、大人でもよりゆったりと橫になることができる。

ファミリーユースで気になる電動スライドドア

ソリオの予約ロック機能付きパワースライドドア(写真:スズキ)

このジャンルのモデルでは、後席側の電動スライドドアも購入動機につながる重要な装備だといえる。スライドドアは、一般的な橫開き式に比べ、狭い駐車スペースでも開閉が可能で、子どもがうっかりドアを開けても、隣のクルマや壁などに当たることがない。

また、電動であれば、ドアノブを引くなどの簡単な操作で子どもを抱きかかえたままでも開閉できるし、運転席からも操作できるため、後席の子どもなどを降ろす際も、いちいち外からドアを開けなくてすむなどのメリットがある。

ルーミーは、助手席側の電動スライドドアを全車標準装備、運転席側もガソリン車のXを除く全グレードに標準設定する。一方のソリオは、助手席側はハイブリッド車に標準装備し、運転席側は最上級グレードのMZのみ標準装備で、ほかのグレードではオプションでも選べない。また、Gでは、助手席側のみで手動式が標準、電動タイプはオプションだ。

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