なぜmoneyは不可算?頭悩ます「英語の謎」解消法 ポイントは「数」と「量」の概念を押さえること
実は、英語のwaterとはあくまで水という液体そのものを指します。私たちは「水」をイメージすると、ついついペットボトルに入った水や、コップに入った水をイメージするので、1本、2本や、1杯、2杯と数えます。しかし、ネイティブには、それらの表現はa bottle of waterであり、a glass of waterになります。
英語のwaterは水という液体そのものを指すので、1つ、2つと数えることなく、どれくらいあるかと量でとらえて、不可算名詞になります。このように液体や食材などを指すいわゆる物質名詞も不可算名詞なので、すでにあげたwaterを除いて整理します。
● 液体系 ⇒ milk「牛乳」/ tea「お茶」/ coffee「コーヒー」
● 食材系 ⇒ bread「パン」/ cake「ケーキ」/ butter「バター」
● 素材系 ⇒ paper「紙」/ chalk「チョーク
waterに代表される液体が物質名詞の代表例で、不可算名詞になります。ほかにも、milk「牛乳」、tea「お茶」、coffee「コーヒー」なども不可算名詞です。次に、bread「パン」、cake「ケーキ」、butter「バター」などの食材を意味する名詞も物質名詞で、不可算名詞になります。paper「紙」やchalk「チョーク」もその素材に着目した物質名詞なので、不可算名詞です。
1杯のコーヒーはa cup of coffee
次の英文をご覧ください。
Would you like to go for coffee?
コーヒー飲みに行きませんか?
知り合いを、コーヒーを飲みに誘うときに使う丁寧な表現です。なお、「1杯のコーヒー」はa cup of coffee、「パン1切れ」はa piece of bread、「ケーキ(のひとかけら)」はa piece of cake、「紙1枚」はa sheet of paperとa 名詞 ofを付けると数えることが可能になります。
次の英文をご覧ください。
It's a piece of cake.
朝飯前だよ。
日本語でとても簡単なことを、「朝飯前」と言います。朝ご飯を食べる前のわずかな時間でできる簡単なことという意味です。英語でも同様に、食べ物を使ってとても簡単なことをIt's a piece of cake.と言います。
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