なぜmoneyは不可算?頭悩ます「英語の謎」解消法 ポイントは「数」と「量」の概念を押さえること

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moneyはcoin「硬貨」やbill「紙幣」をすべてひっくるめた「お金全部」という意味になります。よって、1つ、2つと数えるのではなく、どれくらいあるかと量で考える不可算名詞になります。

続いて、furniture「家具」も数えられない名詞だと言われてもピンときません。机は1つ、2つ、椅子も1つ、2つと数えることができます。実は、机はdesk、椅子はchairで、furnitureとは異なるのです。furnitureの正体はdeskやchairをすべてひっくるめた「家具全部」という意味なのです。よって、moneyと同様に量でとらえる不可算名詞になります。

英語には全部ひとまとめで考える名詞があり、それは1つ2つと数えずに、全部でどれくらいあるかと量でとらえる不可算名詞になります。上記であげた以外の全部ひとまとめで考える不可算名詞を整理します。

全部ひとまとめで考える不可算名詞
● baggage(bag + suitcase) 「荷物全部」
● equipment(light + bathroom)「設備全部」
● machinery(drill + screwdriver)「機械全部」

baggageはアメリカ英語で、イギリス英語はluggageです。これも厳密には「荷物」ではなく、bagやsuitcaseなどをひとまとめにした「荷物全部」を指します。equipmentは「設備全部」office equipment「事務設備」は、light「電気」、bathroom「トイレ」などをすべてひっくるめたものです。machinery「機械全部」も、drill「ドリル」やscrewdriver「ドライバー(工具)」をひとまとめで考えたものです。

ここまでをまとめると、money = coin「硬貨」+ bill「お札」と「お金全部」の意味なので、全部でどれくらいあるかと量でとらえる不可算名詞になるということでした。次のハックに進みます。

ハック② water がなぜ数えられない名詞になるか?

moneyに引き続き、waterも不可算名詞です。私自身も当初はwaterが不可算名詞だと言われても、よく理解できませんでした。水が1本、2本と数えられるじゃないかと。しかし当時の私がイメージしていたものは、水の入ったペットボトルです。このような場合はa bottle of waterといって確かにペットボトル自体は数えることができます。

次の例文をご覧ください。

例文1
May I have some water, please?
お水をいただけますか。

レストランなどで水を頼む際に使える丁寧な表現です。Water, please.で十分伝わりますが、礼儀を示したいときは、例文の表現を使ってみてください。では、なぜwaterが不可算名詞なのかの核心に入っていきます。

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