なぜmoneyは不可算?頭悩ます「英語の謎」解消法 ポイントは「数」と「量」の概念を押さえること
その昔、“cakewalk”という、いかに変な格好で歩けるかを競う競技がありました。その競技で勝った賞としてケーキが贈られていました。その競技で勝利するのが簡単だったため、It's a piece of cake.でとても簡単なことを意味するようになったというのが1つの説です。
英語で仕事を頼まれたときに、It's a piece of cake.と返してあげたら、きっと相手が笑みを浮かべてくれるに違いありません。ここまでをまとめると、waterに代表される物質名詞は量でとらえて、1つ、2つとは数えないからという内容でした。最後のハックに進みます。
ハック③ informationはなぜ数えられない名詞か?
information「情報」も不可算名詞と言われますが、なぜ不可算名詞なのでしょうか。
information「情報」と言われても、その形をイメージできる人はいないでしょう。目に見えない以上、1つ、2つと数えることはできません。このように、目に見えないものは英語の世界では数えないのです。
目に見えない名詞を抽象名詞といいます。workはぼんやりとした「仕事」を指すので不可算名詞で、それから派生したhomework「宿題」も不可算名詞です。
一方で、assignment「宿題」はアメリカ英語で、実際に課された1つひとつの課題を指すので可算名詞になります。
fun「楽しみ」も目に見えないので、不可算名詞です。news、adviceと情報系の単語も不可算名詞になります。
● work「仕事」/ homework「宿題」/ fun「楽しみ」
● news「ニュース」/ advice「助言」
最後の内容もまとめると、information「情報」は目に見えないから数えないということでした。
今回紹介してきたハックのように、英文法の背景を知り、これらを使いこなせれば、あなたの英語力は数段アップするでしょう。
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