「妻の高学歴を自慢に思える夫」の幸せを呼ぶ思考

「補いあえる夫婦」関係はこうして生まれる

同じ宗教同士、という条件で出会った夫との暮らしとは?(イラスト:堀江篤史)

結婚の条件には人生経験と価値観が如実に表れると思う。

筆者の女友だちは「舌(食)の相性、笑いの相性、体の相性」という五感重視の3原則を掲げて相手を探して結婚した。自分の生活力には自信があるので、それを阻害せずにむしろ一緒に楽しめるような男性がよいと判断したのだろう。ちなみに彼女の年収は夫の約2倍だ。

渡辺春香さん(仮名、41歳)の場合

関西で一人暮らしを続けていた渡辺春香さん(仮名、41歳)の条件は、「自分と同じ宗教で自分と正反対の体格と性格」というやや特殊なものだった。結婚後に転職して事務員として働いている春香さんは、信仰は同じほうが何かとスムーズだと説明する。

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「私が入っている宗教では、初詣に神社に行きませんし、結婚式もチャペルでは挙げません。両親も信者なので、その(コミュニティの)中で育ってきたのです。親からは何も言われませんが、できたら信仰が同じ人だといいなと思っていました」

30代前半に信仰仲間を通じてお見合いをした。相手は東海地方の奥まった場所に住んでいる3歳上の男性。周囲も喜んでくれているので「辛抱」してでも結婚しようと決意していたと春香さんは語る。

「優しそうな人だけれど漠然とした違和感はありました。ご両親も変わっていて、うちの実家にいきなり大量の食べ物を送ってきたり。それでも嫁ぐつもりで準備をしていたのですが、電話だけで一方的に破談にされてしまいました」

一方的に婚約を解消するのはよくないが、相手にとっては春香さんとその家族が「変わっている」と感じたのかもしれない。信仰が同じだからといって家族観や生活観が合うとは限らないのだ。

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