「妻の高学歴を自慢に思える夫」の幸せを呼ぶ思考 「補いあえる夫婦」関係はこうして生まれる

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婚約解消で心を痛めていた春香さん。1年ほど経った頃に、近所にある同じ宗教の施設内で気になる男性を見つけた。現在の夫である2歳年上の大輔さん(仮名)だ。

「感じのいい人だな、と思っていました。華奢な見た目は私の好みにドンピシャです。うちはみんな大きめ家族なので、自分にないものを求めているのだと思います。父だけは若い頃はやせていたそうです。私は母と好みが似ているのかもしれません」

運よく共通の友人がいたので、春香さんは大輔さんとの連絡先交換に成功。2人きりで食事に行くことができた。

「彼は流暢に話すタイプではないので、私が話題を振ることで会話が途切れずに続きました。美術館巡りなどの共通の趣味も見つかり、2回目に会うのもスムーズだったと思います」

婚約解消というトラウマ

穏やかな性格の大輔さんだが、女性とのコミュニケーションが上手なわけではなさそうだ。2回目のデートも初回とそれほど変わらないまま和やかに終わった。

一方の春香さんには婚約解消というトラウマがあった。愛そうと思った相手からひどい扱いを受けた。もう傷つきたくない。結婚はともかくちゃんとした交際がしたい。

「友人や母をはじめ、あらゆる人に相談していました。『確認しておいたほうがいいで~』と多くの人から言われたんです。3回目に会ったときに『私たち、付き合うということで大丈夫ですか?』と彼に聞きました」

大輔さんの答えは「僕もそういうつもりでお付き合いしています」だった。穏やかというかマイペースな人なのかもしれない。

その1年後、春香さんは景色のいいレストランを予約した。お互いにいい年齢なので、そろそろプロポーズをしてくれるかと期待したのだ。

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