ブルーマンデーを乗り切る新習慣「月曜瞑想」とは 急須でお茶を入れる5分でできる「お茶瞑想」

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③急須に、人数分の茶葉を入れます
茶筒を開けると、緑色の茶葉の香りがしてきます。茶さじで1人分の茶葉をすくい取り、急須に入れる。人数分、同じ動作を繰り返しましょう。
④湯のみに入れたお湯の温度を確認します
煎茶、抹茶、玉露など茶葉の種類で適した温度が変わります。湯のみに触れて温度を確認しましょう。湯のみに入れたお湯の冷め方は、湯のみの種類、部屋の温度、季節でも変わってきます。
⑤冷ましたお湯を急須に注ぎます
湯のみを1つひとつ手に取り、茶葉の入った急須に注ぎ入れます。茶葉はお湯が注がれると色が変わり、少しずつ広がり始めます。
⑥冷ましたお湯をすべて注ぎ入れたら、急須にフタをして1分待ちます
目を閉じて香りに集中するのもいいでしょうし、急須の柄を眺めるのもいいかもしれません。ガラス製の急須なら、茶葉が広がっていく様子を眺めることもできます。
⑦お茶を湯のみに注ぎ入れます
急須の持ち手を軽く握り、一気に入れるのではなく、数回に分けて入れましょう。複数の場合は、均等に注ぎ分けます。
⑧ようやく一杯と向き合えます

心を再起動するのに有効なのが「瞑想」

お湯が沸いてから約5分の「お茶瞑想」を繰り返していると、そのときの茶葉の量、お湯の温度のちょっとした違いで味や香りが違うことに気づけるようになります。

他にも、コーヒーを入れる時間を使った「コーヒー瞑想」、洗顔の時間を使った「洗顔瞑想」、手を洗う時間を使った「手洗い瞑想」、掃除時間を使った「お掃除瞑想」など、さまざまあります。

『月曜瞑想 ―心と頭が軽くなる 週はじめの新習慣―』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

心を再起動するのに有効なのが「瞑想」です。

私の考案した「月曜瞑想」は、現代のライフスタイルに合わせて、生活の中に取り入れやすく、やり方も簡単でカジュアルなものです。詳しいやり方については、私の本『月曜瞑想』に書いていますので、ぜひご覧ください。

気分がいちばん沈み、悩みが頭を重たく支配しがちな週はじめの月曜の朝。「月曜瞑想」で、心と頭を再起動して、たまったゴミを捨てましょう。そして、本来の感覚を取り戻しましょう。そうすれば、あなたの1週間がいい流れではじまり、心穏やかで充実した日々を送れるようになることでしょう。

伊藤 東凌 僧侶

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いとう とうりょう / Toryo Ito

臨済宗建仁寺派 両足院副住職。両足院で生まれ育ち、建仁寺境内にある専門道場にて3年間の修業を経て僧侶となる。瞑想の魅力を世の中に広めるべく、企業でのセミナー実施、禅・瞑想アプリ「InTrip」の開発・制作、海外での瞑想指導などにも力を入れ、米国Facebook本社へ招かれるなど数多くの実績を持つ。

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