実証的研究に基づいてアタッチメント理論を考案されたJ・ボウルビィ氏によりますと(詳細は他に譲り大雑把な紹介ですが)、乳児は笑ったり泣いたりして母親を求め、母親から世話を受けることで喜び、母親は子供に愛情を注ぐことで喜ぶ。この母子間(母親でなくとも、特定の養育者でも可)に生まれる情緒的な絆、あるいは相互の関係をアタッチメント(愛着)と述べました。
幼児はここに安全基地を見出し、徐々に他の家族や他人へと信頼できる人を増やしていくという理論で、安全基地が幼児にとって信頼できないものだと知ると、諦めや不信感に変わり、健全な人格形成に支障をきたしたり、長じては親しい人間関係が築けなかったり、抑うつ感に襲われたりするという説です。
これは詳細を避けますがボウルビィ氏も後に改めた部分が有り、また一説にすぎないと聞き流す方法もありますが、私はとても参考になると思います。
子供たちは愛情を求めている
きよ子様も武雄くん一人の時は本能的に世話をし、武雄くんはそれを喜び微笑で返し、それが愛おしくてまた世話をするというアタッチメントがあったのですね。
私が最初にゲーム感覚でと述べましたのは、私がこのように申し上げたからと言って、きよ子様の子供への愛着が直ぐに蘇るものではないと思っているからです。でも子供たちは待ったなしで、貴女の愛情を求めています。子供たちのSOSを早く受け止めましょう。
育児・家事に完全を目指さず、手抜きと良い要領を組み合わせ、毎日することと週一、月一にすることを決めて生活にリズムを確立し、それに疑問を挟まず粛々とこなすことから始めるのです。貴女に子供が愛おしかったあの時代の心が蘇り、何よりも貴女自身の救いになるはずです。
明けない夜はありませんよ。
(写真:アフロ)
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