若くして「白髪が多い」人が知らない4つの要因 諦めずに生活習慣を変えれば改善の余地はある
「白髪は治らない」は本当に常識か
人の印象は、髪の状態で大きく左右されます。初めて会う相手の場合、8割が視覚的な要素で決まると言われており、視線が集まる頭部はとくに大きな割合を占めています。
薄毛については、近年では科学的に効果が立証された薬や治療法が多数、確立されている一方、「白髪」に対する情報や解決策は少ないのが現状です。できてしまったら「諦める」か「染める」かの選択肢しかありません。
私は、仕事柄、これまでにたくさんのお客様に白髪についてのお悩みを相談されましたし、私自身も20代後半から白髪に悩まされた経験がありました。ところがいまだに、美容業界でさえも「白髪は治らない」が常識。「白髪は老化や遺伝によって生まれ、逆らうことはできない。だから、美容室でできるのは染めることだけ」と広く考えられているのです。
でも私は、どうしても「白髪に打つ手立てはない」ということに納得することができませんでした。なぜなら、私自身を含め、身の回りに実際に白髪が減ったり改善したりした人が何人もいたからです。
そこで、自分自身をはじめ、サロンに通ってくださるお客さまにご協力いただきつつさまざまなことを試し、試行錯誤した結果、白髪の改善には「染める」以外にもできることがたくさんあることを突き止めたのです。
今回は、自身でできる白髪予防の方法を、白髪のメカニズムを簡単に説明しながらお伝えします。