若くして「白髪が多い」人が知らない4つの要因 諦めずに生活習慣を変えれば改善の余地はある

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アメリカのハーバード大学の「ストレスと白髪の関係」の研究でも、強いストレスにより白髪が増えることがわかっています。この研究では、ストレスで交感神経が過剰に活性化すると、神経伝達物質として働くノルアドレナリン(ノルエピネフリン)が大量につくられることが判明。

ノルアドレナリンは、毛が生え変わるときにメラノサイトを生み出す「色素幹細胞」を過度に働かせることで、色素を枯渇させ、白髪を増加させてしまうのです。人によっては数日で色素が失われることもあるとも推測されています。

いかにストレスが血流を悪化させるとともに、色素を使い果たして白髪を増やすかがわかりますね。

私も20代のころ、人間関係の大きなストレスを抱えていたときに白髪がいっきに増えた経験から、「ストレスは白髪の原因になる」と強く実感しています。

現代の生活習慣に意外な原因がある

このほかにも、「白髪が生えやすくなる体内の環境」を引き起こす現代の生活習慣はあります。

白髪を招く要因③ 電磁波

意外なところでは、「電磁波」。電子レンジ、テレビ、暖房便座といった電磁波を発する家電製品の頻繁な使用が挙げられます。

電磁波は、人間の体内に大量の活性酸素を発生させることが知られています。活性酸素には「善玉」と「悪玉」があり、善玉の活性酸素は新しい血管をつくり、神経伝達を促すといった髪にとっては重要な働きを持ちます。一方で、悪玉は細胞や遺伝子を攻撃し、老化や慢性疾患の原因を引き起こすのです。

人間は呼吸で大量の酸素を取り入れていますが、そのうち2%が活性酸素になると言われています。そのうえで電磁波に加え、排ガスなどの大気汚染にさらされたり、継続的に食品添加物を摂取するなどの、現代では避けられない生活様式から活性酸素が過剰に発生。そして、過剰に生まれた活性酸素の大部分は悪玉に変わります。

悪玉の活性酸素は、毛根を含む全身の細胞にダメージを与えますから、白髪が生えやすくなる体内の環境を招くのです。

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