「AirPods」をもっと便利に使いこなすための裏技 音楽だけじゃない、メッセージ読み上げに対応

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徐々に新機能が増えている「AirPods」を使いこなす技を紹介する(筆者撮影)
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アップルの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」は、母数の大きなiPhoneユーザーをターゲットにすることで、登場からわずか数年で高いシェアを獲得した。調査会社カウンターポイントによると、2020年の出荷台数は7280万台。シェアも31%でトップにつけている。日本でもAirPodsの人気は高く、新モデルが発売されると、入手困難になることも珍しくない。

6月8日に開催されたWWDCの基調講演では、紛失したAirPodsを、AirTagと同じ、巨大なiOSのメッシュネットワークで探せるようになる新機能が発表された。iPhoneやiPadと同様、AirPodsも、発売してから、徐々に新機能が増えている。空間オーディオへの対応や、メッセージの読み上げなども、その1つ。iPhoneやiPadなどと同様、アップデートで進化を続けるイヤホンと言えるだろう。

接続が非常に簡単で、音質もよく、ワイヤレスで取り回しもしやすいとあって人気のAirPodsだが、初期設定のまま、普通に音楽を聞くだけなのはもったいない。設定次第で、より音楽の臨場感が上がったり、iPhoneを効率的に使えるようになったりするからだ。ここでは、そんなAirPodsを使いこなすための技を紹介していきたい。

Siriがメッセージを読み上げてくれる

AirPodsは、音楽を聞くためのイヤホンだが、常時身に着けるウェアラブル機器の性質も備えている。AirPodsからSiriを呼び出せるためだ。声と耳だけで、ある程度の操作ができ、iPhoneをカバンやポケットから取り出す頻度を低くすることができる。形状や着ける部位は異なるものの、Apple Watchに役割は近いと言えるかもしれない。音楽を楽しむ以外にも、使い道があるということだ。

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便利なのがメッセージの読み上げ機能。Siriを呼び出そうとすると発話が必要になるため、街中で使うのは気恥ずかしいが、届いたメッセージを聞くだけなら、周りに気づかれずに利用できる。対応するアプリはメッセージアプリと、家電をコントロールするホームアプリだけだが、iMessageやSMSで友人や家族、仕事仲間とやり取りしている人には、役立つ機能だ。

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