「AirPods」をもっと便利に使いこなすための裏技 音楽だけじゃない、メッセージ読み上げに対応

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「Siriと検索」で、メッセージの読み上げ機能をオンにすることができる(筆者撮影)

メッセージアプリに届いたメッセージをすべて読み上げられると、数によっては少々うっとおしく感じられるかもしれないが、誰からのメッセージを対象にするかといった設定は変更できる。まずは、「設定」アプリを開き、「Siriと検索」をタップしよう。ここに、「着信メッセージの読み上げ」という項目がある。中に進むと、「Siriで着信メッセージを読み上げ」というボタンがある。これをオンにすると、読み上げが有効になる。

次に、同じ画面の「メッセージ」をタップすると、読み上げる対象の人を限定することができる。標準では「すべての人」になっているが、頻繁に届く迷惑SMSを読み上げてしまうといったような場合は、「連絡先」に限定しておくといいだろう。親しい人だけに絞りたいときには、「よく使う項目」を選ぶといい。メールやLINEなど、その他のアプリが非対応なため、読み上げが効果を発揮する場面は限定的だが、iOS同士ならメッセージを使う機会も多い。試してみても、損はないだろう。

映画館のように聞こえる「空間オーディオ」

AirPods ProとAirPods Max限定の設定だが、この2機種は「空間オーディオ」と呼ばれる技術に対応している。空間オーディオとは、音があたかも目の前で演奏されているかのように、立体感をもって再生される仕組みのこと。音の鳴る空間を感じられるため、このような名称で呼ばれる。空間オーディオは楽曲側の対応も必要になるが、Apple Musicでは6月8日から配信が始まっているため、聞ける機会は以前より多くなっている。

Apple Musicが対応したのはもちろん、一部の映画をはじめとした映像コンテンツでも、空間オーディオが活用されている。音に包み込まれているかのように聞こえ、映像のリアリティや迫力が一層増すはずだ。頭の動きをトラッキングすることで、音が追従してくるのもこの技術の特徴。対応しているAirPodsを持っているなら、使ってみない手はない。

AirPods ProとAirPods Maxの2機種は、空間オーディオをiPhoneから有効にできる(筆者撮影)

空間オーディオをオンにするには、設定が必要になる。まずはAirPods ProやAirPods MaxがiPhoneに接続された状態で、「設定」アプリから「Bluetooth」を開き、AirPodsの名称の隣に表示されている「i」をタップする。メニューの中に「空間オーディオ」というボタンがあるため、これをオンにすればいい。このメニューから、空間オーディオのテスト用音源を再生することも可能だ。

空間オーディオをオンにしたあとは、楽曲や映像ごとに適用の可否を選択することができる。楽曲を再生している状態でコントロールセンターを開き、人の頭の周りを音の波が囲んでいるアイコンが青になっていれば、空間オーディオ自体は有効になっている。この波マークが動いていることが、空間オーディオの楽曲を再生している証拠。アイコンが青になっているにもかかわらず音の波が止まっているのは、楽曲が空間オーディオに対応していないことを意味する。

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