ランニングをやめると後悔する10の理由

「走らない」を選択した人の利益と損失を考える

写真:中西祐介/アフロ

これだけ暑いと、何をするにしても気合が必要になってくる。それは日々のランニングも同じだ。しかも、四季のある日本では、8月の北海道マラソンを除けば、1万人以上が出場するフルマラソンは10~4月に集中。反対に5~9月はフル以外のレースも少なく、ランナーのモチベーションは低下しやすい。そんな状況が影響しているのか、大手スポーツメーカー(デサント)の調査によると、ランニングを1年以上「継続」できた人は23.6%で、6カ月以内に走るのをやめてしまった”一発屋ランナー”が68.0%もいることが判明した。

空前のランニングブームの裏で、7割近くのランナーが半年ももたずに挫折しているのだ。この事実を知って、筆者は本当にもったいないと思っている。なぜなら、ランニングをやめると必ず後悔するからだ。そこで、今回はランニングをやめた場合の“利益”と“損失”について考えてみたい。まずは、損失(後悔すること)から説明しよう。

太りやすくなる

まず、走るのをやめると太りやすくなる。運動していた人が、その運動をやめれば、消費エネルギーが減って太りやすくなることは理解できると思う。では、具体的にどれぐらい太るのか。平日に2回(1回5km)、土日に1回(10km)走っていた体重60kgの男性Aを例にシミュレーションしてみたい。

ランニングの消費エネルギーは体重(kg)×走行距離(km)で求めることができるので、Aは1週間で1200kcalをランニングで消費していたことになる。新たな運動をやらずに、これまでと同じ食生活を続けるとどうなるのか。

1年(365日)は52週あるので、6万2400kcal(1200 kcal×52)が余剰カロリーとなる。脂肪1gは9kcalなので、余剰カロリーがすべて体脂肪として蓄えられると、1年で約6.9kgも太ることになる(実際にはそんなに単純なものではありませんが、あくまで目安です)。ベルトの穴が変わる程度ならいいけど、洋服のサイズが変われば、それは明らかな損失。また、人間は見た目も大切だ。太ると、まずカッコ悪くなる。私生活やビジネスにも悪影響が出る危険もあるだろう。

おいしい朝ご飯が食べられなくなる

朝ランをしている人限定になるが、走った後に食べる「朝食」は本当においしく感じる。なぜなら運動で空腹になるだけでなく、走った直後は五感が鋭くなっているからだ。こんな小さな幸せを感じることができなくなるのも、ちょっともったいない。

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