「ドラゴン桜」見た東大生が語る「挫折の重要性」 うまくいかなかった経験を持つ合格者は多い
プラスとマイナスのモチベーションを行き来する
5月2日放送のドラゴン桜は、「スポーツで挫折した岩崎楓(平手友梨奈)が、東大を目指し始める」という物語でした。
バドミントンで怪我をしてしまって、不完全燃焼だからこそ、また違う目標を立てる──。
実は楓のような学生というのは、少なくありません。東大生に「東大を目指し始めた理由」を聞くと、かなり多くの学生が「違う分野で挫折したから、そこから東大を目指した」と答えているのです。
例えば、こんな東大生がいました。
「将棋部に入って3年間努力していたのだが、勝てない相手がいて大会で準優勝に終わった。そこから、自分が一番になれるものはないだろうか、と考えて、勉強に対して本気になって、東大文二に合格することができた」
「中学から6年間陸上部で、ほとんど勉強なんてしたことがなかった。だけど高3の6月、学生最後の大会で怪我をしてしまって、不完全燃焼に終わった。そこから1年みっちり勉強し、浪人して、東大文一に合格することができた」
僕は漫画「ドラゴン桜2」の編集を行うにあたって、4年間で500人以上の東大生を取材しました。そこから見えてきたのは、実は東大生は「マイナスのモチベーションとプラスのモチベーションを行き来する」ということをやっている場合が多いということです。
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