「ドラゴン桜」見た東大生が語る「挫折の重要性」 うまくいかなかった経験を持つ合格者は多い
「スポーツとか音楽とか芸術とかは才能も絡むが、勉強は違う。努力が努力した分だけ、返ってくる。だから、お前は、勉強を頑張ったらいいんじゃないのか」
それがあって、偏差値35だった僕は、やりたくない勉強に対して「やろう」という気になれたのです。その後、僕は2浪して東大に合格したわけですが、その間もずっとモチベーションが続いたのは、このやりとりが非常に鮮明な記憶として残っていたからです。
「自分はすごくダメな人間だけど、それでもこんな自分でも何かできるかもしれない」
「逆に、今ここで東大受験をやめたら、自分は本当に何もできないやつになってしまうんじゃないか」
そういう、「プラス」と「マイナス」がかけ合わさった結果として、努力し続けることができたように思います。
桜木先生の言葉は暴論だが、理にかなっている
冒頭で、「何かの分野で失敗した学生が東大を目指して合格する事例が多い」という話をしたのですが、それはきっとこの「プラス」と「マイナス」がかけ合わさっていたからだと思います。
別の分野での成功や誰かの声かけで得た「自分を肯定的に捉える目」と、挫折を経て得た「自分のことを批判的に見る目」がかけ合わさった結果、努力を継続できるモチベーションを得ることができたのだと思います。
桜木先生はよく「バカとブスこそ東大に行け」と言います。「誇れるものがないやつは、勉強すればいい」と。
今回の話の中でも、スポーツで挫折した楓に対して、「オリンピック選手になるより東大に入るほうがはるかに簡単だ」と言って彼女を励ましていました。
桜木先生の言葉はすごく暴論に聞こえるかもしれませんが、「マイナス」から「プラス」になった僕としては、とても理にかなった多くの学生に届けたい言葉です。
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