ドラゴン桜が推薦「日常の価値を見直す」3冊 「タイトルしか知らない名著」の要点を紹介
学ぶとは、単に些末な知識を溜め込むことじゃない。
エリザベス女王が即位した年号や、フレミングの法則の使い方を覚えて、問われたらすぐ回答できるようにしておく。大事なことだが、それだけでは知識があまりにピンポイントすぎる。もう少し大局的に、相互につながりを持つかたちで「知」を広げていきたい。そういう学びを続けるとどうなるか? そう、教養が身につくんだ。
教養のある人は、人生のあらゆる場面で、課題発見、問題解決、周りとの十全なコミュニケーションを引き出せる。学業も仕事も、そして人間関係も、見事にこなせるんだ。だからオレは、何度だって強調してやる。学べ!学べ!学べ! それが人生を拓く唯一の方法だ。
では具体的にはどうしたらいいのか……。簡単なことだ。本を読むこと。それだけでいい。ちょっと古くさい気がするだと? バカを言うな。人は人からすべてを学ぶものだ。最近じゃコンピューターが何でも教えてくれるって? いや、じゃあそのコンピューターはどうやって生まれたんだ? 人が創造し、作り上げたものじゃないか。
本というのは、人の言葉が書き記されたものだ。人の教えが凝縮されてそこにある。しかも、長い歴史を経ても残り、受け継がれてきた「人の言葉のベスト・オブ・ベスト」が詰まっているんだ。これを活用せずしてどうするんだ?
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