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長瀬智也だけじゃない「芸能界引退」続出の意味 芸能人がアラフォーで「転職」に動く納得の理由

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  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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ビジネスパーソンも、会社や部署の看板として人前に出るプレイヤーとしての役割を担い続けてきた人は、ずっとそのポジションではなく、マネージャー、ディレクター、プロデューサーなどに転身を考える傾向があります。ただ、一般企業はプレイヤーからマネージャー、ディレクター、プロデューサーなどというように、もともと人事が活発なため、芸能人のようにアラフォーまで「続けるか、辞めるか」という葛藤を引きずるケースは少ないのです。

アラフォーで得る「やり切った」感

そして芸能人が引退を発表するとき、枕詞のように語られるのが「やり切りました」という達成感。芸能人に限らず「自分なりにやり切れた」という感覚を得たら、動かざるをえなくなるのが人間の性であり、よほど鈍感なタイプの人でない限り、モチベーションや実績が低下していく過程を放置できなくなるものです。

とりわけ長瀬さん、滝沢さん、安室さんらトップシーンで活躍してきた人は、それを続けていくことの難しさを知っているためか、「自ら幕を引いて、まったく別の道を選んだ」という感がありました。その感覚をビジネスパーソンに置き換えると、経営者やプロジェクトリーダーなどの要職に就いている人が、「一定の成果を収めたあと、後進にバトンを渡す」というケースが近いかもしれません。

さらに、スケールは少し下がるものの、それ以外のビジネスパーソンも、「『この仕事は自分なりにやり切れた』という感覚を得られたとき、前向きな転職や独立を考える」というケースがよく見られます。また、家庭の事情などで転職や独立が難しい人は、副業や社会活動など新たに挑むものを作ることで、やり切ったあとの空白を埋め、心のバランスを取ろうとするものです。

ただ、芸能人として「この仕事をやり切りました」と思えるようになるには他の業界以上に長い年月が必要であり、だから引退を決意するのがアラフォーまで持ち越しがちなのでしょう。一方、他の業界は早ければ20代、通常でも30代中盤までに「やり切った」と思える人が多く、早い時期で決断ができるのです。

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