長瀬智也だけじゃない「芸能界引退」続出の意味 芸能人がアラフォーで「転職」に動く納得の理由

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会社員では考えられない長瀬智也さんの芸能界引退を考えます(写真:xiangtao/PIXTA)

3月31日、長瀬智也さんが「TOKIOカケル」(フジテレビ系)に出演し、「今月いっぱいでTOKIOというグループ、そして『TOKIOカケル』から卒業させていただくことになりました」「『僕もこれからテレビの前でこの番組を見たい』と思っています」などと語りました。

長瀬さんは3月31日でジャニーズ事務所から退社し、今後は「他事務所に所属することなく、裏方としてゼロから新しい仕事の形を創り上げていく」「少年時代にジャニー(喜多川さん)から教えられた“人の個性を大切にする”という考え方のもと、長年にわたって培ってきた表現者としてのクリエイティビティーを活かす」ことのみが公表されています。

本人が語っているわけではないものの、事実上の芸能界引退にほかなりません。長瀬さんは現在42歳と、会社員なら重要なポジションを担う働き盛りの世代であり、一方でリスクを恐れて動きが取りづらくなる年齢だけに、「なぜ引退してしまうのか?」という疑問が浮かぶのではないでしょうか。各業界が深刻なダメージを受け、先行きの見えないコロナ禍の今は、なおのことです。

しかし、3月31日で芸能界引退したのは、長瀬さんだけではありません。ザブングルの松尾陽介さん(44歳)も、3月31日で加藤歩さんとのコンビを解散して芸能界引退。今後は企画・制作などに関わる裏方の仕事をしていく予定のようです。

また、中田敦彦さん(38歳)は、3月いっぱいでの“顔出し”引退を宣言。テレビなどのメディアに加えて、主戦場のYouTubeチャンネルでも顔を出さずに活動していくことを明かしていました。まだ音声でのメディア出演という可能性こそ残されていますが、シンガポールに移住したほか、現在の活動内容を踏まえると、事実上の芸能界引退に近いものがあります。

プレイヤーで居続けることの葛藤

また、近年を振り返っても、安室奈美恵さんは40歳で芸能界引退、滝沢秀明さんが36歳で芸能界引退してマネジメントに専念。昨年11月にも、ラーメンズの小林賢太郎さんが47歳で芸能界引退して執筆活動などの裏方に回っています。また、業界内では昨年いっぱいで活動休止した嵐の大野智さん(40歳)が「このまま芸能界引退してしまうのではないか……」という不安の声が絶えません。

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