長瀬智也だけじゃない「芸能界引退」続出の意味

芸能人がアラフォーで「転職」に動く納得の理由

なぜ芸能人たちはアラフォー前後の年齢で「引退」という道を選ぶのでしょうか。そこには単に「芸能人だから」ではなく、一般のビジネスパーソンにも参考になるものがあるのです。

長瀬さんや滝沢さんの裏方転身が意味するのは、プレイヤーとしての人生に区切りをつけること。芸能人は基本的に人前に出てパフォーマンスするプレイヤーであり、マネージャー、ディレクター、プロデューサーではありません。

活動期間が長くなり、アラフォーにもなると、プレイヤーとして最前線に立ち続けることの充実感だけでなく、難しさを感じるようになっていくもの。人の目にさらされるプレッシャーの大きいポジションだからこそ、「このまま何歳まで続けていくのか?」「モチベーションや技術・体力面での不安はないか?」「他にやりたいことはないのか?」などと自問自答する頻度が増えていくのです。

「次に生かせるのは今しかない」

実際、松尾さんは最後に出演した「アメトーーク!」(テレビ朝日系)で引退理由の1つに、「44歳で今後の人生を考えたときに『やめる』という選択肢もあるんじゃないかと」と年齢を挙げつつ、「今までのことは決して無駄ではないと思うので、『次に生かせるのは今しかないな』と『体力的にも』と思って決めました」と語っていました。

その意味で長瀬さん、滝沢さん、松尾さんが裏方への転身を図るのは、自然の流れ。たとえば、アナウンサーも人前に立つプレイヤーですが、テレビ局の社員であるため徐々にマネージャーとしての仕事が増えたり、広報や報道などの他部署に異動したりなど活動内容が変わっていきます。逆に「プレイヤーで居続けたい」という人は退社してフリーアナウンサーになっていることからも、そのことがわかるでしょう。

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