地方都市で社長セミナー「トップライブ」を開催
その最たるものが、地方の就活生に対して企業トップが直々に出向き、講演などを行って母集団を形成する「社長セミナー」です。これは、就活生に対しては他社も普通に行っていることですが、中途採用者を対象にしたものはほとんど行われていません。
しかし、考えてみれば中途採用も同じこと。最も会社の魅力を語ることができるのは社長であり、社長を全面に出してファンを作っていく試みは、社会人経験を数年経て、自分の働き方のスタイルや将来、どうありたいかがわかってきた中途採用でこそ、響くものなのではないかと考えました。
そこでビズリーチでは、2013年より就活生対象の社長セミナー(トップライブと名づけています)とともに、中途採用者対象のトップライブも行っています。ほぼ毎月1回のペースで、東京や大阪、福岡、名古屋などで開催しています。中途採用のトップライブに関しては、ビズリーチへの意向が上がり、そのまま面接へと進んだ人も多くいます。
僕としては、週末などを使って地方に出張することになるため、時間も労力も必要とされる大変な仕事のひとつではあります。しかし、「事業は人」だと信じているからこそ、採用に全精力を傾けるのは経営者として当然のことだと考えています。
トップライブに参加した方へのアンケートでは、以下のようなコメントをいただいています。
- ・ネット上のオープンな情報だけでは理解できなかった事業内容や理念がクリアになった。
- ・トップが直接、語る会社内容や将来像は迫力があった。
- ・ビズリーチが、南社長が、何を目指し、何を目的にやっているのか非常によく伝わった。
- ・社長だけでなく、社員やさまざまな方の声もさらに聞いてみたいと思った。
- ・今までいろいろな説明会を聞いてきましたが、企業のトップが自らプレゼンするのは初めてで、インパクトのある説明会だった。
セミナー集客の目標人数は必ずクリア
集客は、社員がそれぞれの友人知人に「うちの社長が話をする機会があるから、興味があったら聞きに行ってみて」と誘うほか、Facebookなどのソーシャルメディアで告知する、複数の会社と共同開催してセミナーの魅力を高める、業界団体などに協力していただいて声がけをするなど、さまざまな方法を駆使しています。
これは、連載の2回目でお話ししたKPI管理そのものです。10人採用したければ1000人に声をかけるのと同様、採用担当者は集客の目標人数を設定し、必ずそれをクリアすべく工夫を重ねています。
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