中学生以上の子どもの「おこづかい」の渡し方

親子間の「金銭感覚の共有」が信頼につながる

中学生以上の子どもにおこづかいの金額を設定するにはどうしたらいいだろうか(写真:Fast&Slow/PIXTA) 
子どもが「経済的に自立した大人」になることを親は望むもの。しかし、実際に子どもの金銭感覚を育てることは容易ではありません。おこづかいも「何となく」で決めている家庭も多いのではないでしょうか。
著書『最新版 子どもにおこづかいをあげよう!』では、少額からだんだん大きな額を自分で管理して使いこなす方法が紹介されています。本稿で前回同様、同書から一部を抜粋しお届けします。

中学生にとって「必要な」お金とは?

ファイナンシャルプランナーの畠中雅子先生によると、中学生になると子どもの生活スタイルは激変し、行動範囲が格段に広がり、消費者としては一人前になってくるとのこと。

友達同士で遠くへ出かけたり、部活動の試合などで遠征したり、遠くの塾へ通ったり。その結果、ひとりでお金を使う場面が増えてくるからです。

まず、それまで、給食以外はほとんど親と一緒に食事をしていた子どもが、1人で外食をするようになります。塾などの出先で、コンビニで買って食べる、友だちどうしでファストフード店に行くなどなど。

それから、着るものや持ち物にもこだわり始める子が多くなります。中学生ではスマホを持っている子どもが増えているので、スマホの使用料がかかってくることもあるでしょう。さらに、部活動が始まることで、ユニフォームやシューズ、ラケットなどの運動用具、楽器などの高額な購入費用も必要になってきます。

この増大する必要な出費を、必要なもののためのお金として、あらかじめおこづかいに盛り込む金額を段階的に多くしていきましょう。高校卒業までの6年間で、子どもの生活回りでの定期的な出費のほとんどをおこづかい「会議」で洗い出し、おこづかいとして任せるようにするぐらいのイメージで考えてみてください。

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