レモンの「やたら深い世界」にハマった人の生活 「キリンレモン」を作る人のすごい知識

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レモンの奥深い世界にはまった人。そんな人の驚くべき視点とは?(写真:iStock/oxyzay)
この連載では、社業を極める「オタク」たちに焦点を当てている。そこに仕事を楽しむためのヒントがあると思うからだ。
今回インタビューしたのはキリンビバレッジ商品開発研究所の宮本花野さん。90年以上続くロングセラー商品「キリンレモン」の2020年リニューアルで、味づくりを担当した。配属をキッカケに“レモンの香り”にはまり、今では見事なまでのレモンオタクに。レモンは産地だけでなく、収穫月や搾り方でも変わるという。「唐揚げにかけるときにおいしい搾り方は?」など、濃厚なレモン知識を聞いた。

“レモンの香り”には幅広いジャンルがある

キリンレモンのリニューアルは定期的に行われているわけではないが、2018年以降2019年、2020年と、このところ毎年行われている。

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2020年はブランド全体で前年比104%に伸びたという。

宮本さんは現在入社5年目。2019年よりキリンレモンの配属になり、2020年は開発リーダー兼処方開発者という立場で、味覚づくりや品質アセスメントを担当した。 “レモン歴”はわずか2年であるが、その間に得た知識量は半端ない。

──配属になってから、“レモンの香り”にはまっていったそうですが、どういったところに魅力を感じましたか?

“レモンの香り”と一言でいっても、そこには幅広いジャンルがあります。甘い蜂蜜のような香り、フルーティーな香り、少しピーリーなスパイシーな香り、白皮の苦味がある香りなどです。それを知ってから、深く興味を持つようになりました。キリンレモンに合う香りを見つけようと自分で勉強したり、さまざまなレモン味の商品に意識的に触れたりするようになりました。

キリンレモンは、ほかの飲料に比べて原料がとてもシンプルなので、香りが印象をつくります。ですので、香りに注力して、そこからおいしくしていきたいと考えました。

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