「速すぎる箱根駅伝」厚底靴、本質すぎる5大貢献 「靴の性能だけじゃない!」何を変えたのか
コロナ禍の影響でどのシューズメーカーも大きな打撃を受けています。懐事情の苦しい今、これまでのように手厚くサポートをするのが難しくなっています。よって、選手自らが「自分の足や走り、そして懐具合に合うシューズ」を選ぶ傾向が強くなっているのです。
結果として、シューズの選び方が「本来の姿」に戻っているともいえます。
「シューズ戦争」は新たな時代に
今後、その流れが加速すれば、現状の「ナイキ一択」から、他のブランドを選ぶ選手ももう少し増えるかもしれません。そのような兆しも感じています。
マニアックな観戦の仕方としては、「誰がどこのメーカーのシューズを履いているのか」ではなく、「誰がどのメーカーの、どのモデルを履いているのか」まで見るとおもしろい。
それだけ、シューズ選びに「選手の個性」が出てきています。
いつも解説することですが、学生駅伝の世界では、選手は「ユニフォーム」については、大学と契約したメーカーのものを着ることになっています。
でも、「靴」だけは、選手の感覚を優先して好きなものを選ぶことができる。そこだけはどんな指導者も制限できない、選手の唯一の「聖域」みたいなところです。
こういったバックグラウンドを知りながら、シューズに目を向けてみると、箱根駅伝は「また違った世界」が見えてくるはずです。
「厚底靴の進化」とコロナ禍によって、選手が「自分の好きな靴を履く」という原点回帰が、いまさらに加速しているのです。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら