構図とアングルで「好印象」を伝える簡単なコツ ノートPCの位置を変えるだけで結果が変わる!

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構図に加えて大切なのがアングルです。リアルな会議であれば起こらない「上から目線」の会話が、本人が意識せずとも、Web会議では起こります。原因は、Webカメラの位置です。ノートPCを普通に使うと、内蔵カメラは目線よりも下になるので、のぞき込むように映ります。しかも、猫背になるので、自信のなさそうな人の「上から目線」に、画面の向こう側にいる参加者は晒され続けるわけです。

出典:『開始3秒で差がつくWeb会議のコツ』

「上から見下ろされたように感じる人の画像に目をやるたびに、居心地の悪さや圧迫感を覚えてしまいます」と、ある女性スタッフがこぼしていましたが、僕もまったく同感です。仲間うちのミーティングならまだ許されるかもしれませんが、営業先との打ち合わせや、就職活動のWeb面接なら、話を始める前に最悪の結果が出てしまうかもしれません。

最も簡単な対策は、書籍や雑誌を積み上げて、ノートPCの内蔵カメラと自分の目線を水平の高さにすることです。あるいは、ちょうどいい高さの空き箱があれば、軽くて使い勝手がいいかもしれません。

ノートPCの高さや角度を自由に変えられる専用スタンドも手頃な価格で購入できますので、Web会議の頻度が高い人にはお勧めです。

Webカメラから70センチ以内は危険領域

Web会議で「顔が大きく見えて嫌だなあ」と思う人も多いと思います。ノートPCの内蔵カメラにも、外付けのWebカメラにも広角レンズが備え付けられています。そのため、カメラに近づきすぎると、遠近感が強く出て、顔がゆがんで大きく見えてしまうわけです。

自分の顔が大きくゆがんで映るというデメリットだけでなく、相手に与える影響もマイナスが大きくなります。心理学では、親しい間柄でない限り、70センチ以内に近づくと不快な感じがするとされています。リアルで初めて会う人がその領域に踏み込むと、「この人グイグイくるな」という嫌な気持ちになるのは、その心理的な距離に侵入されるからです。

出典:『開始3秒で差がつくWeb会議のコツ』

Webカメラは実際の距離よりも近くに感じますので、相手に嫌な感じを持たれないためにも、顔と体を1対1に映す基本ポジションをとりましょう。そうすることで、カメラと自分の距離を70センチ以上に保つことができ、相手に安心感を与えることができます。

次ページ実際にどう映るのかを試してみよう!
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