構図とアングルで「好印象」を伝える簡単なコツ ノートPCの位置を変えるだけで結果が変わる!

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いま紹介した、印象をよくする構図とアングルのコツを、すでに知っている人も多いと思います。でも、知っている人は多くても、実践している人は少ないと思います。

構図とアングルのコツは、簡単にできて効果がすぐに実感できるので、試さないのはもったいない。ぜひ、ノートPCの位置や高さを変えて、自分がどう映るかを確かめてみてください。画像をキャプチャーして、見比べてみると、その差がよりはっきりします。

相手軸の「自己演出」を

最近出版した『開始3秒で差がつくWeb会議のコツ』の解説動画を撮影したとき、モデルさんが、「いままで意識したことはなかったけど、見比べてみると、印象がぜんぜん違いますね」と驚いていました(以下の動画を見てください)。

(外部配信先では動画を閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

顔と体の比率を1対1にすると相手に安心感を与えます(『開始3秒で差がつくWeb会議のコツ』解説動画)

カメラマン、ヘアメイクさん、アナウンサーなど、私が信頼している映像現場のプロにWeb会議で印象をよくするためのアドバイスを求めると、共通した答えが返ってきました。

「自分をどう見せるかについて、アンテナを張って意欲的になってほしい」

重要なことは、あなたが日々行っているWeb会議から情報を得ようという意識です。例えば、10人でWeb会議を行っているときに、「あっ、この人感じがいいな」と思う人がいたらマネしてみる。「この人のアングルは感じが悪い」と思ったらNGリストに加える。そして実際に試して、好評なら次からも使い、不評ならやめるなり軌道修正すればいいのです。

大事なことは、SNSのような「自分らしく」とか「見られたい自分」という自分軸の自己表現ではなく、「どう見られるのか」という相手軸の自己演出です。リアルな会議とまったく一緒です。相手あっての会議、相手あってのセミナー、相手あっての面接なのです。

Web会議は手段でしかありません。その特性を活かしたコツをつかめば、誰だって成果をあげることができます。しかも、いまはまだそのコツをつかんでいる人が少ないです。人気ユーチューバーにしても、フォロワーの多いインスタグラマーにしても、草創期にコツをつかんだ人がいま活躍しているのです。Web会議は、いまがまさに行動するチャンスです。

次回は、印象をよりアップさせるライティングのコツを紹介します。

三枝 孝臣 コンテンツプロデューサー

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さえぐさ たかおみ / Takaomi Saegusa

1966年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。1989年日本テレビ入社。「ZIP!」「スッキリ!!」「シューイチ」を日テレの看板番組に育て上げた敏腕プロデューサー。バラエティ番組からドラマまで、手掛けた番組は100を超える。2015年に日本テレビを独立。新たにメディアデザイン事業会社「アブリオ」を設立するとともに、LINEの前社長・森川亮氏と「C Channel株式会社」を立ち上げ取締役に就任。現在、メディアの枠を超えてヒット作品を世に送り出し続けるコンテンツプロデューサーとして活躍している。著書に『一流のMC力』(東洋経済新報社)がある。

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