最強の人が持つ、ハングリーで愚かなプラス思考 他人の価値基準で生きる人生の限界

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 グローバル化が進む中、親たちは、子供を世界で通用するエリートに育てるため、日々、努力を重ねている。しかし、若手マザーの中には、子育ての仕方がわか らず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、ベストセラー『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』の著者であるムーギー・キム氏の母親で、子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた 著者が、読者の皆様からの子育て相談に回答する。

 

【ミセス・パンプキンへの人生相談】
 初めまして。私はモチベーションを高く持ち、それを維持することが苦手です。以前、当欄でマイナス発言をしないことの大切さを述べておられましたが、私は心が安定しているときは、プラス的な思考で暮らすことができるのですが、理不尽なこと、うまく行かないことが起きると、自分で自分がコントロールできなくなり、気づくとマイナス思考、マイナス発言が続きます。
 正直申しまして、現在はやりたいことができないいらだちがあり、気分はいつもどんよりしています。飽きやすい性格でもありますが、今の会社は4年目に突入し、続けるパワーがない状態です。高いモチベーションの維持やマイナスの空気に汚染されない方法が知りたいと思います。
 (池上)

 

<ミセス・パンプキンからのコメント>

妥協せずに夢中になれるものを探そう

池上様、高いモチベーションを持ち、それを持続させることの大切さや秘訣については、さまざまな方法で語られてきましたが、私はスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏とランディ・ポーシュ(Randy Pausch)教授がまず思い浮かびます。

前者は2005年のスタンフォード大学でのスピーチ、後者は2008年カーネギーメロン大学で行われた最後のレクチャーですが、いずれも人生の終末を一度は宣告されたか、とても接近している人によって語られたものです。

「あのスピーチをもう一度思い出して勇気を出してください」と申し上げるだけで、今日のこのコラムは完結しそうなほど、あまりにも有名で、要点だけでも随分取り上げられました。

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