不器用で「生きづらい子」を生きやすくする方法 すべての子に役立つトレーニングがある
不器用で生きづらい子どもたちは多数存在する
本当は素直でやさしい子だけれど、コミュニケーションが苦手で同世代の子と仲良くできなかったり、人の話を聞けずボーッとしたり、手先が不器用で物をすぐ壊してしまったり、感情をうまくコントロールできず、まわりの人を困らせてしまう……。
そんな“素直でやさしいけど不器用な子”を持つ保護者の方は少なくないのではないでしょうか。
ですが、いま、気になっている子どもの問題は、決して保護者のせいではありません。困っている行動にはさまざまな要素が隠れているのです。
私は、これまで少年院で児童精神科医として勤務してきた経験から、そんな「素直で人なつっこいのに、とても不器用な子どもたち」とたくさん出会ってきました。もちろん、「生きづらい子ども」が全員、非行に走るわけではありません。むしろ、不器用で生きづらい子どもたちは、「少年院の外」のほうに多数存在しています。
彼らは見る力、聞く力、見えないものを想像する力がとても弱く、そのために人が話していることを聞き間違えたり、まわりの状況が読めなくて対人関係で失敗したり、被害者的になったりしており、その失敗の積み重ねが「生きづらさ」につながっていると考えられます。
「生きづらい子ども」を包括的に支援するプログラム
そんな「生きづらい子ども」たちが生活の何に困り、どんなところでつまずいているか特徴や共通点を調べ、どうすれば具体的かつ効果的に支援できるかを考えて、出来上がったのが「コグトレ」です。
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