第2回 3分野の惨状

日本の弱い分野はどこか

日本の弱い分野はどこか

しかしそうであるならば、逆に、上位100に日本の研究機関がほとんど入っていない分野は心配です。参考資料4、5を見てください。

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参考資料4
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参考資料5

 

 

 

 

 

 

省エネ技術で日本は世界のトップを走っているはずなのに、自然環境・生態環境分野では東京大学が97位に顔を出すだけであまり強くありません。しかし、ここでカウントされているのは日本が得意とする省エネ技術の論文ではなく、自然環境・生態環境の計測や環境政策などの論文です。省エネ技術の研究成果は工学分野に反映されます。

 ですので、環境問題の実態把握や何をもって環境問題と考えるのか、といったそもそも論が若干苦手なのではないかという感じがします。とはいえ、100位以内に一つは入っているわけです。

 この環境分野より心許ない、日本の研究機関が上位100位までに一つも入らない分野が四つあります。農学、精神医学・心理学、社会科学一般、経済・経営です。このうち、農学分野は北海道大学が105位に入っており、100位前後には我が国の研究機関が少なくとも一つはあることになります。自然環境・生態環境分野の日本のトップが97位という状況と同程度の状況と考えてよさそうです。

 この農学と残りの三つ、精神医学・心理学、社会科学一般、経済・経営は、同じように上位100に一つも研究機関がほとんど入っていないと言っても、その状況はかなり違います。

次ページ精神医学・心理学、社会科学一般、経済・経営の3分野の惨状
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