「パックマン誕生45周年」なぜ日本発キャラクターは、ゲームの枠を超えて愛され続けるのか?

5月21日、東京・原宿(東急プラザ原宿「ハラカド」)で「パックマン誕生45周年」の記者発表会が行われ、バンダイナムコエンターテインメントの宇田川南欧社長が登壇した。
当日は「時代に合わせて進化するパックマンの姿を世界に印象づけていく」「パックマンの世界での市場規模は足元で約250億円。国内外の企業と連携して2028年までに500億円を目指す」と語った。
1980年に渋谷で誕生したパックマンは、敵に追われて逃げながら迷路の中に置かれたドットを食べる(回収する)ゲーム。名称は、食べる時の擬態語「パクパク」からとった。
アーケードゲーム(施設内に設置されたゲーム機)で登場して以来、多くのファンを獲得しており、誕生5カ月でアメリカに進出。同国での認知率は94%に達するという。
激しい変化の時代にあって、なぜ今も存在感を発揮しているのか。チーフパックマンオフィサーも務める宇田川氏に聞いた。
エンゼルスタジアムで見た光景
「海外出張で、エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム(MLBのロサンゼルス・エンゼルスのホーム球場)に行きました。球場内にバンダイナムコが手掛ける『レベルアップ(Level Up)』というスペースがあり、ここにもパックマンがいて、フォトブースでは自由に撮影できます。
当日はエンゼルスとマリナーズの試合が行われていましたが、試合中も子どもが夢中になってパックマンで遊んでいたのです。ゲームのルールを知らなくても直感的に遊べるのだろう、と思いながら見ていました」(宇田川社長。以下、発言部分は同氏)

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