「パックマン誕生45周年」なぜ日本発キャラクターは、ゲームの枠を超えて愛され続けるのか?

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ゲーム愛用者は「20年以上続けている」層と、「20代や30代までは燃えたが今はやっていない」層に分かれるようだ。

パックマンとして今後どう訴求していくのか。

「さまざまなタッチポイントを増やしています。以前に楽しまれた方は、今のキャラクターも知ってほしいですし、初めて知った方でも、昔の商品やキャラクターと触れ合える。裾野が広いので、ゲームだけでなくいろんな出会いがあると思います」

映画やドーナツとのコラボも

今回話を聞いた中では、パックマンを「映画『ピクセル』(2015年日本公開)で知った」という人もいた。人気ゲームのキャラクターに変身して侵略する宇宙人に対して、地球の危機を救うためにゲームオタクたちが立ち上がる――というストーリーの映画だ。

パックマン登場時はナムコだった会社も合併してバンダイナムコとなり、バンダイが手掛ける「ガシャポン」(同社の登録商標)にもパックマンはいる。2025年5月にはライトマスコットとして5種類のパックマン(各税込500円)が発売された。

5月14日にはクリスピー・クリーム・ドーナツからパックマンのコラボドーナツも発売(現在は販売終了)。アメリカンテイストの店と商品は、パックマンとの親和性もあった。

どんなに環境が変わっても“新しさ”を打ち出して存在感を示す。人生100年時代のヒントとなる事例かもしれない。

高井 尚之 経済ジャーナリスト、経営コンサルタント

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たかい なおゆき / Naoyuki Takai

学生時代から在京スポーツ紙に連載を始める。卒業後、日本実業出版社の編集者、花王情報作成部・企画ライターを経て2004年から現職。「現象の裏にある本質を描く」をモットーに、「企業経営」「ビジネス現場とヒト」をテーマにした企画・執筆・講演多数。近著に『なぜ、人はスガキヤに行くとホッとするのか?』(プレジデント社)がある。

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