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キャリア・教育 #ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?

学校の「準備ができない子」を変える決定的方法 「できなくて当然」だが、やり方はある

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  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家
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以上が、筆者が捉えている子どもの世界における時間の概念ですが、それでも、子どもに自主的に準備ができるようサポートするやり方はあります。

簡単に言えば、自分がやることをいつも「見える状態」にして、さらに「準備する時間も設定する」という方法です。

最大のポイントは「準備する日時を入れる」こと

見開き1週間の予定表を用意する(手帳、ノート、カレンダー、ホワイトボードいずれでも可能)
(ポイント)閉じたり、しまったりせず、いつも見える状態にしておく。そうすることで忘れず、意識することができる

予定(宿題提出日、テスト日など)を書く
(ポイント)親がサポートしながら、子どもに書かせていく。そうすることで、自分事になる

やるべきことの「準備をする日時」(宿題を実際にする日時)を書く
(ポイント)いつやるのかを明確にすることで、動機が高まる

やり終えたら、「赤ペン」でその項目を消していく
(ポイント)実際に消すことで、消えていない項目を消したいという思いが生まれる

できなかった項目は、その後1週間以内に消化するようにする
(ポイント)「その週内」という時間を意識することができ、締め切り感覚がつきます

最後に、その週でいくつ達成できたか、達成率を明示する
(ポイント)達成率を上げようという気持ちを呼び起こす

以上のような方法によって、「○○があるから、準備する」ということが見えるようになり、準備をするという視点が徐々に備わっていきます。「準備する日時を入れる」ということが最大のポイントになります。

大人でも予定どおり実行ができない人、締め切りギリギリになる人は、「準備する時間」を予定表に入れていないことが原因であることが往々にしてあります。人と打ち合わせをするのに、当日になってあたふたするのではなく、少なくとも前日に「準備の時間」を手帳に設定しておけば、そのようなことはなくなるものです。

このように、子どもが自主的に動けるようにする「仕組み」を作ることが重要です。声かけで子どもが動くようになることは極めて難しいことでしょう。これまで数々の成功例がありますので、ぜひ一度試してみてください。

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