人生100年時代を迎え、若いうちから、自らの希望する働き方を選べる環境を作っていくことが必要である――。
7月17日に政府が閣議決定した成長戦略実行計画の一文だ。同計画には兼業・副業やフリーランスの環境整備、リカレント教育やテレワークの推進などが盛り込まれた。
この計画策定以前から、健康寿命の延伸や少子高齢化による働き手の減少などを背景に、「働き方改革」の号令の下、テレワークの推進や定年延長などキャリアの多様化が進められてきた。そして、目下の新型コロナウイルスの感染拡大によって、働き方の柔軟化や多様なキャリア形成の重要性はますます高まっている。
東洋経済では、そうした企業の働き方やキャリアに関する取り組みを把握することを目的に、2019年11月に第2回「プラチナキャリア特別調査」を実施した。
本調査では「人生100年時代」における理想のキャリア像を、「長期的視点」「自律的学び」「社会への貢献」の3つの視点で構成される「プラチナキャリア」と定義し、これらに対する意識やキャリア形成に向けたスキルの醸成を従業員に促している企業を評価した。
対象は主に第15回東洋経済「CSR調査」回答企業で、353社から回答を得た。なお、本調査は2019年11月に実施したものであり、新型コロナウイルスの影響を受ける前の結果である。
調査の詳細については、『CSR企業白書』2020年版に調査レポートと評価項目などを掲載している。また、初回調査(2018年12月実施)に基づくランキングは、『CSR企業白書』2019年版に掲載している。
生保大手が"2強"を形成
今回の1位は、生命保険大手のT&Dホールディングスだ。同社はグループ生保3社(太陽生命保険、大同生命保険、T&Dフィナンシャル生命保険)において、先進的な取り組みを行っている。
大手生保は定年の変更に着手しているが、同社はすでに定年を65歳に引き上げており、希望者は最長70歳まで働くことができる。定年後の就業機会確保についても多様な支援制度を設けているほか、50代以上を含む幅広い年齢層で中途採用実績がある。
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