日本史の「新テスト」で問われる"思考力"の正体 大学入学共通テストの押さえるべきツボ
新たに導入される「大学入学共通テスト」では“思考力”がキーワードとなり、新傾向の設問が作られるといいます。ですが、具体的に“思考力”を問う問題とはどのようなもので、その思考力をどう養えばいいのでしょうか? 『大学入学共通テスト 日本史Bが1冊でしっかりわかる本〔原始~中世編〕』などの著書を持つ、駿台予備学校講師の塚原哲也氏に解説してもらいました。
思考力・判断力等を試す問題が並ぶ
「大学入学共通テスト」については、2017年と2018年に試行調査(プレテスト)が実施されました。その出題内容とそれについて大学入試センターが発表した資料を見る限り、共通テストは新しい学習指導要領(2022年度から実施)を先取りして出題されると予想されます。つまり、思考力・判断力等を試す問題が並ぶはずです。具体的には、
・歴史用語を覚えているかどうかではなく、歴史用語にまつわる知識、つまり内容や背景、特徴が理解できているかどうか
・時代・時期や事件・出来事を多角的に、あるいは、多面的に理解できているかどうか
・設問文での設定や資料から読み取れる情報と習得している知識とを関連づけて考察することができるかどうか
・時代・時期や事件・出来事を多角的に、あるいは、多面的に理解できているかどうか
・設問文での設定や資料から読み取れる情報と習得している知識とを関連づけて考察することができるかどうか
こうした学力が試されると予想されます。試行調査(プレテスト)の出題を取り上げながら、具体的に見ていきましょう。
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