普段意外とできていない「正しい呼吸」の仕方

ちゃんとした呼吸に導く9つのエクササイズ

正しい呼吸をするためのエクササイズとは(写真:PIXTA)

私たちは1日におよそ2万5000回呼吸をしている。だがつい最近まで、この自動的な体の機能について深く考える人はほとんどいなかった。

「新型コロナウイルスがもたらした中でいいことがあったとすれば、それは自分たちの呼吸の仕方に対する人々の関心が以前より高まったことだ」と言うのは、呼吸のメカニズムや正しい呼吸のやり方などに関する本『呼吸――失われた技術の新たな科学(Breath: The New Science of a Lost Art)』の著者であるジェームズ・ネスターだ。「正しい呼吸なくして真の健康はない」。

呼吸の仕方は私たちの健康に細胞レベルで影響を与える。呼吸法を変えると体重や運動のパフォーマンス、気分やストレス、集中力などさまざまな面で影響が出るという研究もある。よりよい呼吸法を身に付けるのに役立つかもしれないエクササイズをいくつか紹介しよう。

口を閉じて、鼻呼吸に徹する

いつも口呼吸をしている人はほぼ2人に1人。口呼吸をしていると肺の炎症の原因になったり、呼吸器系の感染症のリスクが上昇したり、体内の水分が奪われる可能性があるほか、口臭や、睡眠時無呼吸症候群などの病気との関連も指摘されている。

鼻呼吸であれば、空気はフィルターを通って温められて肺に届く。深く胸いっぱいに呼吸することにもつながる。より多くの酸素を吸収できるし、より多くの一酸化窒素(血管を拡張し、血行を促進し、酸素や血液、栄養素を体の隅々まで行き渡らせる効果を持つ物質)を取り込むことができる。一酸化窒素は免疫機能や体重、気分、性機能にも影響を与える。

アレルギーや副鼻腔炎、鼻中隔湾曲症などが原因の慢性の鼻詰まりに悩む人は全体の40%近くに上る。そうした人々にとっては、口を閉じているのは難しいことかもしれない。

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