魚の煮つけ「手抜き料理」と言って過言でない訳 レシピなしで美味しく作れるようになる!

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また、ブリの照り焼きなどの焼き物も簡単なので、ぜひ覚えておきましょう。

ポイントは、「食材に火が通ってから最後に調味料を入れる」ことだけです。食材に火が通った後にからめるようにすると焦げません。また、調味料は先に合わせておきましょう。このちょっとした手間で、面倒ではなくなります。

臭みとりは、塩を振って10分待つ

焼き魚のときには、調理の最初に魚の臭みをとってください。煮魚は、調味料が煮立ったときに入れ、それが臭みをとるので必要ありませんが、焼き魚はこのひと手間で味がグンと変わるので、ぜひやってみてください。

慣れない方は少し面倒かもしれませんが、料理の一番最初に塩を振っておくと、食材を切ったりしている間に完了します。

習慣化できると苦にならなくなります。それよりも、おいしさにやみつきになるはず。

ペーパータオルで全体を包み、しっかりと水気をとります(写真:深澤慎平)

焼き魚のときはしっかり臭みをとりたいので、魚の両面に塩を振って10分ほど置きます。そうすると生臭さや余計な水分が出てくるので、ペーパータオルでしっかり水気を拭きとります。こうすることで魚のうま味が凝縮されます。

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ちなみに、料理全体のコツですが、ぜひ時間のかかるものからとりかかりましょう。先ほどの、「魚に塩を振って臭みをとる」や「野菜を塩もみして水分を出す」「肉に酒を振る」などの下ごしらえ系です。

次に野菜を洗い、まとめて切ります。皮むきが必要な野菜も、皮をむきます。肉や魚を切るのは野菜の後です。包丁とまな板を汚さない順に切るのが鉄則なので、きのこ→野菜→肉、魚の順がいいでしょう。

まな板をふたつ持って、野菜、魚・肉と分けて使うと便利です。食中毒も防ぎやすくなります。そのあと、火を使いましょう。終盤に手があけば、洗い物をしましょう。洗い物が減っていると、後がラクです。

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