魚の煮つけ「手抜き料理」と言って過言でない訳 レシピなしで美味しく作れるようになる!

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だし汁も必要ありません。食材からうま味が出るからです。

砂糖ではなくみりんを使うのは、みりんのほうがまろやかなうま味が出るからです。みりんはもち米の甘さを米麹の力で引き出したものなので、砂糖よりもやさしい甘さが出ます。まさに外では出しにくい家庭の味で、自分が食べてもほっとしますし、子どもや男性も好きな人が多いです。

おいしく作るのに、ポイントがあります。調味料です。

まず、みりんは、「本みりん」を選びましょう。店では「みりん風調味料」と「本みりん」が一緒に棚に並んでいるので、裏面を見て確認してください。

本みりんはもち米を米麹とアルコールで熟成させて作られていますが、みりん風調味料は熟成させるのではなく麹やうま味調味料をブレンドさせていることが多く、実は成分も作り方もまったく違う、似て非なるものです。とくに煮物は本みりんのほうがおいしいです。

和食は調味料の質が味に影響する

そして、お酒は「料理酒」という名前のものは、長く保存するために塩がたくさん入っているものが多いです。

知らず知らずのうちに塩分をとらないために、商品の裏面の表示を見て塩や添加物の入っていないものを選んでください。

私は料理酒ではなくお酒として飲める安い日本酒を買ってくるか、食塩ゼロの「料理のための清酒」(宝酒造)を使ったりしています。和食はシンプルな味付けなだけに、調味料の質がそのまま味に影響します。ぜひちょっといいものを選んでください。

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