12月19日の配信記事「イノベーション創出を阻む3つの『企業側の要因』」では、新規事業開発、イノベーション創出における3つの阻害要因を紹介した。それらの阻害要因を取り除いて、プロジェクトを前進させることができたとする。次に立ちはだかるのは、「事業アイデアを実際にビジネスとして成立させる」という壁だ。この壁を突破するためのポイントを紹介する。
下手でもいいから現実世界にアウトプットする
私はスタートアップスタジオquantum(クオンタム)を経営しているが、「スタートアップスタジオ」とは、『トイ・ストーリー』や『ファインディング・ニモ』を生み出した「ピクサー」に代表されるように、連続的に映像作品を生み出すハリウッドの映画スタジオをお手本とし、連続的に新規事業やスタートアップを生み出す企業モデルだ。
2016年の創業からおよそ10年の間に100社以上のパートナー企業と、新規事業開発やイノベーション創出に取り組んできたが、さまざまなプロジェクトを通じて、ずっと課題に感じてきたことがある。
それは、大きな組織であればあるほど、失敗を恐れ、シミュレーションと「PoC(Proof of Concept=概念実証)」を延々と繰り返す傾向にあるということだ。有名な学校を卒業して、大手の組織に入ることができたら、キャリアに傷がつくのを恐れ、失敗を避けようとするのは無理もない。しかし、残念ながら、それでは新規事業開発やイノベーション創出は、一向に“うまく”ならない。



















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