上場した後で成長が止まってしまうスタートアップが抱える問題とは? M&Aで成長戦略を描くために必要なこと

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女性 プレゼン KPI
IPO後に成長が止まってしまうスタートアップが多い理由とは(写真:kapinon/PIXTA)
日本のスタートアップ界隈には、IPOを最終ゴールとしてしまい、そこで成長が止まってしまうという構図があるようだ。
この構造を打破するために何が必要か。M&Aを使って上場後の停滞から抜け出し、スケールアップを図る方法についてまとめた『スタートアップM&A 知られざる急成長の仕組み』がこのほど上梓された。
本書のはしがきから、一部を抜粋・編集してお届けする。

ピッチコンテストの盛況ぶりとはうらはらに

スタートアップのピッチコンテストをご存じだろうか。

スタートアップM&A: 知られざる急成長の仕組み
『スタートアップM&A: 知られざる急成長の仕組み』(東洋経済新報社)書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

これから事業を興そうとする起業家が、自らのビジネスアイデアを10分程度でプレゼンテーションし、その内容を審査員や投資家が評価するイベントのことだ。

起業家志望の若者やビジネスパーソンなら、一度は耳にしたり、参加したりしたことがあるだろう。

白のTシャツに紺のジャケット、スニーカーというスタートアップの「ユニフォーム」姿になった創業者たちが次々と登壇し、社会的課題を解決するという彼らのテクノロジーやアイデアが会場のスクリーンに映し出される。

彼らは淀みのないプレゼンテーションで、これから世に出そうとするサービスや製品、そしてビジネスモデルを紹介していく。

短い持ち時間を目一杯使って聴衆に訴えかけていく様は見事で、よく練り込まれているのが伝わってくる。

スタートアップを取り巻く日本の風景はこの10年で大きく変化した。学生や会社員の間でも、自分の能力を試すことができる機会だと考え、起業する人が増えた。

自ら起業するとまではいかなくとも、大企業での勤務に数年で見切りをつけ、スタートアップ企業に転じる若手のビジネスパーソンも少なくない。

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