サービス開始時、バズりすぎて3日間サーバーダウン
freeeは2013年3月に提供を開始。リリース前に資金調達も実施しており、スタートアップ業界ではすでに知られた存在だった。サービスリリース時にtwitterを中心としたソーシャルメディアでバズり(話題になり)すぎて、3日間サーバーダウンするというスタートとなった。
「リリースから3カ月はソーシャルメディアで登録事業所数が右肩上がりで伸びました」
クラウド会計というコンセプト自体はさほど目新しいものには思えない。なぜ佐々木氏はこの市場に参入したのだろうか。
「かつてスタートアップ企業のCFO業務をしていた際に、会計がアナログすぎることに課題を感じました。たとえば、資金調達の際にさまざまな投資家にメールでひとりずつ財務諸表を送る。クラウド上に置いておけば、パスワードを各社に共有して閲覧することができます。当時はそのうち誰かが会計をクラウドで便利にしてくれる日がくると思ったのですが、数年経っても主要プレーヤーが現れなかったので、この分野に参入しようと思いました」
シンプルで使い勝手がいいとfreeeは評判だ。極力、言葉に頼らずに直感的に操作できる普遍的なプロダクト設計を心掛けているようだ。
freeeは特にターゲットユーザー層を個人事業主・法人であること以外は定めていない。iPhoneのような普遍的なプロダクトは幅広いユーザー層に支持されるはずだ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら