コロナ禍で中高年の婚活「泣く人」「笑う人」 茜会とオーネットはどう取り組んでいるのか

✎ 1〜 ✎ 325 ✎ 326 ✎ 327 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
中高年の婚活でも、コロナ禍を機に、オンラインでのお見合いを実施するようになったという(写真:つむぎ/PIXTA)
新型コロナウイルスへの感染拡大を防ぐため、気軽に外出したり人と会うことができない今、中高年の婚活はどのように進められているのだろうか。

1960年の創業から中高年の婚活・結婚相談を専門に事業を展開してきた茜会と、結婚相手紹介サービス最大手のオーネットに、コロナ禍での中高年の婚活について聞いてみた。

コロナ禍での婚活

茜会、オーネットともに、現在は婚活パーティーや婚活ウォーキング、婚活料理教室などのイベントはすべて自粛している。

「会員様の中には一部、休会する方が出てきておりますが、通常の活動を継続されている方がほとんどです。1対1で会うサロンでのお見合いは、会員双方の希望の下、数は限定的ではありますが、安全に十分配慮して行われております」。茜会で統括を務める川上健太郎さんは言う。

数人の男女が直接対面するイベントは自粛しているが、1対1で会うお見合いは一部継続しているようだ。

ただ、これまでのお見合いはサロンが中心だったが、コロナ禍を機に、事前に会員双方の連絡先を伝え、サロンではなくカフェや別の場所でお見合いする仕組みを導入し、実施している。

「弊社新宿サロンや横浜サロンのある都心に来られるより、どちらかのご自宅の近所や郊外でお会いするほうが、新型コロナへの感染リスクを減らせますし、ご自宅の近所でお会いするほうが効率的なので、お見合いに慣れている方に喜ばれています。一方、『初めて会う相手に最初から自分の連絡先を知らせたくない』と考える方、『初めての出会いの際には、スタッフに間に入ってほしい』という方にはこれまでどおり、サロンでのお見合いをお勧めしています」(茜会の川上氏)

次ページオンラインによる交流が以前より伸長
関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事