面接担当もうんざり「残念な就活生」の類似点

「働き方」ばかり気にする学生はマイナス評価

人生にはステージがある。保育園や幼稚園、小中高を経て大学生になり、卒業して社会人になる。ステージごとに大きな変化があるが、対人関係の本質が変わるのは社会人になってからだ。大学生までは家庭と友人関係の延長だ。気の知れた人間集団だ。

ところが、社会に出ると人間関係は名刺の交換から始まる。他人同士が知り合って関係を作っていくのだ。他人同士のコミュニケーションを円滑にするために、身だしなみ、礼儀、マナーがある。それらをわきまえていない者は大人ではない。

就活までスーツを着たことがない、革靴を履いたことがないという学生も多いだろう。しかし、服装を整えてはじめて「わたしは御社を志望する学生」に見えるのだ。

「外見・身だしなみ・礼儀・マナーがなっていない学生、働くという事を真剣に考えていない学生」(1001人以上・メーカー)

「身なりを整えられない学生(襟がスーツから出ている、ネクタイが緩い、など)」(301~1000人・メーカー)

「身だしなみ(清潔感)などが伴っていない学生」(301~1000人・商社・流通)

なんのための面接なのか

なんのために面接の場に臨んでいるのかがわからない学生もいる。面接官は、自主性、積極性、主体性がなく自立していないと形容する。こういう学生は見かけだけでなく、言葉も不明瞭だ。

「自主性がない、積極性が感じられない」(1001人以上・メーカー)

「質問の意図を理解した回答ができない、説明や回答がわかりづらい」(1001人以上・メーカー)

「コミュニケーションが成立しない」という不満も多い。学生は「用意してきた台本」を読むだけで、面接官との質疑応答が成立しないようだ。あらかじめ決められた会話を覚えればうまく行くと勘違いしているらしい。「覚えてきたことをそのまま話す」「会話がかみ合わない」という批判もある。たぶん面接官の質問を聞き取る能力に欠けているのだろう。

「コミュニケーションが成立しない、用意した台本を読む、自己分析不足」(1001人以上・サービス)

「視線を合わせられない。会話のキャッチボールができていない。参考書通りの回答しかしない」(300人以下・メーカー)

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