コロナのデマに「騙される」「騙されない」の差

詐欺事件まで横行「インフォデミック」の恐怖

インターネット上にも出回る新型コロナウイルス騒動のデマ。この騒動に振り回されないためには、どうしたらいいのでしょうか(写真:Greyscale/PIXTA)

世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。不安になるニュースが連日報道される中、同時に世界中でデマによるパニックも相次いでいる。デマ拡散によるパニック、通称「インフォデミック」(WHOが命名した「information pandemic」の略称)が起きているのだ。

「もう最後の1ロールなのに……どうしよう。近所のコンビニもスーパーも何軒も回ったのに手に入らない。もう手に入るんじゃなかったの」

今朝も友人がSNSに写真付きでそのような投稿をしていたが、同様にトイレットペーパーがなくなった棚の前で途方に暮れた方は多いだろう。

トイレットペーパーがなくなったのは、「マスクとトイレットペーパーは中国で同じ材料で作られており、品不足になる」といったSNSの投稿などがきっかけと言われている。実際はトイレットペーパーの98%は国内生産であり、在庫も豊富にあるため影響はないにもかかわらず、買い占めに走る人が続出した。メルカリでは12ロール3980円など高額出品が相次ぐ状態となっていた。

なぜ我々は、新型コロナウイルス騒動のデマに振り回されてしまうのか。デマの特徴と騙されない方法について解説したい。

ネットに飛び交う「デマ情報」

気が重くなるニュースにもうんざりしているが、それ以上にデマ騒動に疲れている方も多いのではないか。短いサイクルで次々と新しいデマが飛び交う状態であり、そのたびに多くの人が混乱している。

デマは、時期によって次々と新しいものが登場する。2月頭は、「入院中の重症患者が抜け出して観光地でウイルスを撒き散らしている」などのデマがインターネット上に見られた。自分もうつるかもしれないという不安から、多くの人が疑心暗鬼になっていたのかもしれない。

感染を恐れるあまり、「あの人は感染している」「(本当はいないのに)感染者がいる」といったデマも飛び交っていたようだ。

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