週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
ライフ #大人の海外ドラマ

モテ過ぎるダメ男の、とほほなセックスライフ ケーブルテレビ局だから可能な大胆エロ描写が満載

10分で読める
  • 今 祥枝 映画・海外ドラマライター
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES

『X-ファイル』降板以後、再び返り咲く

ハンク役のデヴィッド・ドゥカヴニーは『X-ファイル』の主演スター。『カリフォルニケーション』は彼の私生活を地でいくキャラクター設定だ

演じるデヴィッド・ドゥカヴニーは、日本でも人気を博したドラマ『X-ファイル』の主演スター(FBI特別捜査官モルダー)。人気が頂点だった頃は傲慢な発言やエゴイスティックな性格がよく知られており、業界では不評だった。プリンストン大学を卒業後、エール大学で学んだ高学歴なので、周りがバカに見えてしまったのだろうか(筆者の単なる想像だが)。

よき妻である女優のティア・レオーニの支えもあって、すっかり生まれ変わったかのように思えた時期もあった。が、『X-ファイル』降板以後、映画界での活躍は思うように行かず、古巣のTVで再起を懸けた『カリフォルニケーション』が放送開始した翌2008年には、「セックス依存症」を公言して自発的にリハビリ施設に入ったことが話題になった。

そう、口が悪く、女好きでセックス依存症とも言えるハンクは、まさにドゥカヴニーの自虐ネタに満ちたキャラクターなのだ。ハンクが執筆できずにやけっぱちになるところもまた、映画では役に恵まれず、くすぶっていたドゥカヴニーに重なる。

本作で高く評価されたドゥカヴニーは、2008年にゴールデングローブ賞を受賞して、再び人気番組の主演スターに返り咲くことに成功した。自身のゴシッピィでネガティブな要素を逆手に取ったキャラクターを演じて、しかも初のプロデューサーも務めて番組を成功に導くとは、転んでもタダでは起きないというか、たくましいというか。

次ページが続きます:
【視聴料で成り立っているから、大胆なエロ描写も可能】

5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象