スランプに陥った作家がセックスにおぼれる
その昔、“だめんず”なる言葉がはやったが、いつの世にもダメな男が好きな女性は存在する。
というわけで、第8回はアメリカの“だめんず”こと、モテ過ぎる中年男性のセックスライフと本音を描いた『カリフォルニケーション』を紹介する。
小説家のハンク(デヴィッド・ドゥカヴニー)は、著作がハリウッドで映画化されるほどの人気作家。が、現在はスランプでさっぱり新作を書くことができず、セックスにおぼれて、数々の女性と関係を持ちながら自堕落な日々を送っている。エージェントのチャーリー(エヴァン・ハンドラー)も、半ばあきれ顔。
だが、毒舌と皮肉な態度で相手を不愉快にさせ 、何かと周囲に迷惑をかける最低男ハンクにも、心から大切に思っているものがある。それは元恋人カレン(ナターシャ・マケルホーン)と12歳の娘ベッカ(マドレーヌ・マーティン)の存在だ。カレンは恋人と同棲中だが、ハンクを突き放すことができないでいる。一方、ハンクもカレンに未練たらたらだが、気ままな独身ライフを簡単にやめることはできないのだった。


















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