自己肯定感が低すぎてつらい人のための処方箋 「死にたい」と思う人ほどもっと吐き出そう
その逆、「自分にはできる」「自分は生きる価値がある」「毎日が楽しい」というのが、自己肯定感です。自己肯定感が高いか低いかではなく、まず「自己肯定感」か「自己否定感」の2つのベクトルで考えると、あなたが「どちら寄り」の人間か、よくわかるはずです。
自己否定感の強い人は、人から褒められても、励まされても、「どうせ本心じゃないし」とか「無理して言っているに違いない」とマイナスに受け取ってしまいがちです。
仕事で成功しても「たまたまうまくいっただけ」くらいにしか思わない。すべての体験に「マイナス」を掛け算している状態です。他者から承認されても、成功体験を積み上げても、まったく積み上がらない。ポジティブな言葉を口に出す「アファーメーション」を実践しても、効果が出るはずがありません。
自己否定感の強い人は、どれだけ「自己肯定」を重ねても、結果は「マイナス」となる。それが、自己肯定感が高まらない理由です。
「ありのままの自分」を認めてあげよう
なのでまずは、自己否定感をリセットして、「ゼロ」にする必要があります。その方法が「自己受容」です。
「自己受容」とは、できない自分をありのままに受け入れること。コンプレックスや欠点、短所を抱える自分、失敗だらけの自分、ネガティブの自分を、そのまま肯定し、受け入れることです。「今のままの自分でいい」「今のまま生きていい」、その感覚が「自己受容」です。
普通の人にとっては当たり前の感覚でしょうが、子どもの頃、親から否定されたり、虐待された経験を持つ人は、「自分は生きていてはいけない存在」と思い込んでしまいます。
「自己受容」できると、「自己肯定」の世界に足を踏み入れることができる。自己肯定感を高める方法としては、「自己承認」(自分で自分を承認する)、「他者承認」(他者から承認される)、「成功体験」(成功体験を積み上げる)などの方法があり、それらの体験によって、階段を上るように自己肯定感が高まっていくとイメージするとわかりやすいでしょう。
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