自己肯定感が低すぎてつらい人のための処方箋

「死にたい」と思う人ほどもっと吐き出そう

今回、お伝えする「自己受容の4行日記」は、「3行ポジティブ日記」の前に「1行ネガティブ」を追加するだけ。「ネガティブの吐き出し」は、ストレス発散になるのですが、それだけだと「ネガティブ記憶」「ネガティブ思考」が強化されるおそれがあります。

そこで、「1行ネガティブ」を書いた後に、「1行フィードバック」を書いてください。「自分を認める1行」を追加するのです。

<書き方の例>
【1行ネガティブ】
仕事でミスをして、上司に叱られた。
【1行フィードバック】
誰でもミスすることはある。今の自分でOK!

1行フィードバック。「自分を認める1行」のほかの文例としては、

「それでいい」
「こんな自分で、いいと思う」
「まあ、そういう日もある。それでいい」
「こんな自分、悪くないと思う」
「まあいいか。次に頑張れば」

などがいいでしょう。

「そんな自分が最高」「次回、頑張ればいいや」「そんなこと、いちいち気にしてもしょうがない」と、自分を「褒める」「応援する」「励ます」言葉を書ける人は、そうしたポジティブなフィードバックをしてもいいでしょう。

しかし、自己否定感が強い人は無理なので、自分の失敗や性格やネガティブな気分を否定しない。「今の自分でOK」「それでいい」という内容の1行を書いてください。

「アウトプット」とは、「書く」ことであり「行動」です。その瞬間に、脳の配線はつなぎかわり、変化が起ります。

「書く」ことで、自己否定→自己受容→自己肯定の階段を、1段ずつ昇ることができるのです。

3行ポジティブで締めくくる

「1行ネガティブ」の後には、必ず「3行ポジティブ」を書いてください。ポジティブで締めくくることで、ポジティブな気分で眠りにつくことができる。そして、そのポジティブ感情がそのまま記憶に定着するのです。

「3行ポジティブ」の後に、今日1日を要約するようなフィードバックを書くとよりよいでしょう。「今日も、全体を通せば、楽しい1日。楽しい自分、サイコー!」のように、自分を承認、肯定する言葉で締めくくりましょう。

<自己受容の4行日記の例>
【1行ネガティブ】
仕事でミスをして、上司に叱られた。
【1行フィードバック】
誰でもミスすることはある。今の自分でOK!
【3行ポジティブ】
(1)昼、新しくオープンしたラーメン屋に行ったら、結構おいしかった。
(2)自分が提出した企画書が、意外と高く評価されてうれしかった。
(3)仕事が少し早く終わったので、ジムに行って気持ちのいい汗を流した。
【1行フィードバック】
今日も、全体を通せば、楽しい1日。楽しい自分、サイコー!

自己肯定感を高める前に、ありのままの自分を認める「自己受容」が必要である、ということです。自己否定感が強い人が、いきなり自己肯定感を高めようとしても難しいでしょう。

キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 看取り士という仕事
  • 就職四季報プラスワン
  • 最新の週刊東洋経済
  • 不妊治療のリアル
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ANAとJAL、国内線で競り合う復活レースの熾烈
ANAとJAL、国内線で競り合う復活レースの熾烈
富裕層、世代でまったく異なる「お金の使い方」
富裕層、世代でまったく異なる「お金の使い方」
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
話題の「30分で絵を描く」秘訣、驚くほど簡単4手順
話題の「30分で絵を描く」秘訣、驚くほど簡単4手順
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
メタバース革命が始まる<br>全解明 暗号資産&NFT

不正流出事件から4年。復活不可能に見えたビットコイン相場は米国主導で活況を取り戻しました。暗号資産を使ったNFTの購入、そしてNFT取引が広がるメタバースにもビジネスの機会が広がっています。日本は暗号資産とどう向き合うのでしょうか。

東洋経済education×ICT