「動画就活」はもはや当たり前の活動手法だ 「Z世代」が中心、就活スタイルが大きく変化

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1. 社内で最も動画撮影、編集に強い社員を探す(学生時代に動画編集を行っていた、結婚式の動画制作の経験がある等)
2. 採用動画制作チームを立ち上げる(人事採用担当、動画編集担当、広報担当)
3. YouTubeで参考になる採用動画をいくつかピックアップする
4. 就活生のニーズを洗い出し、動画構成を作成
5. 採用動画制作を社内に周知し、出演者を募る(できるだけSNSの拡散力がある社員を優先)
6. 動画アプリを使って撮影(コストも安く、自動補正や編集機能も充実)
7. YouTubeにアップロードし、担当者、出演者を中心にSNSで拡散

年配の社員が作成するよりも、思い切って就活生世代に近い若手社員に採用動画の作成を任せることが重要だ。動画を作成したらYouTubeにアップロードするだけでなく、公式SNSアカウントや社員のSNSアカウントで拡散する。

SNSのトレンドはちょっと世代が違うだけで変わってしまうが、現時点であればTwitterは最も有効なチャネルだ。

就活生の対処法(自己PR動画の作成)

動画就活時代においては、選考時に自己PR動画の提出が求められたり、動画就活プラットフォームを活用し、就活することも増えたりすると考えられる。事前に自己PR動画を作成しておけば、就活を有利に進めることができる。

日々、YouTubeでの撮影を行っている筆者から、自己PR動画を撮影する際のポイントをいくつか紹介する。

1. ごちゃごちゃした背景、物が動く背景は避ける(無地背景である必要はない)
2. 照明が明るい場所を選ぶ(できれば晴れた日の昼間)
3. 証明写真同様、身だしなみを整えてから撮影
4. 台本を作成し、最初の10秒に動画のキャッチコピーとなる文言を持ってくる(動画を視聴するかどうかは最初の数秒で判断されてしまうため)
5. できるだけ3分以内でまとめる(長い動画だと途中で見るのをやめてしまうため)
6. 試し撮りを何度も行い、できれば誰かにフィードバックしてもらいながら修正を繰り返す
7. 緊張したり、苦手だからといって一発撮りはダメ(どうしても緊張してしまう人は少しお酒の力を借りるのもあり)

この自己PR動画を作成することは、実は動画面接がなくても有効だ。筆者の感覚として、面接での通過率を上げるためには、「回答の完成度を高めること」と「反復練習」が重要だと考えている。

動画を撮影することで回答を客観的に評価でき、何度も反復練習を行うことができるため、実は動画撮影は通常の面接対策としても非常に有効な手段なのだ。

これからの時代、就活はより多様化していく。このような変化に就活生は振り回されることもあると思うが、変化に対応して就活することは、これからの変化に富んだ時代を生き抜く上で重要だと思う。

社会人としての最初の試練だと思って、情報収集しながら粘り強く頑張ってほしい。

川畑 翔太郎 UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ) 代表取締役

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かわばた しょうたろう / Shotaro Kawabata

1986年生まれ、鹿児島出身。高校卒業後、九州大学にて機械航空工学を専攻。大学卒業後、住宅設備メーカーINAX(現・LIXIL)に入社。1年目からキッチン・洗面化粧台の商品開発に携わるも、3年目に製造へ異動し、毎日ロボットと作業スピードを競い合う日々を送る。高校の同級生の誘いと自身のキャリアチェンジのため、「UZUZ」立ち上げに参画。第二新卒・既卒・フリーターといった20代若者への就業支援実績は累計2,000名を超える。2024年よりIT/DX分野の教育研修事業「ウズウズカレッジ」を分社化し代表取締役に就任。就活メディアはこちら、X(旧Twitter)はこちら、YouTubeはこちら

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