それ以外にもキングコングの西野亮廣氏や、オリエンタルラジオの中田敦彦氏といったインフルエンサー向けにインタビューを行い、就活生がキャリアプランを考えたり、自己分析の一助になるようなコンテンツもある。
就活に直結した面接ノウハウや業界研究をウリにする動画もYouTube上では増えている。
筆者が所属する人材ベンチャーUZUZでも「ウズカレch」というYouTubeチャンネルを運営している。20代若手の就業支援の現場で、実際に上がってきた疑問や質問を解説する動画を公開することで、自社ユーザー以外の就活生にも、面接ノウハウや業界研究、プログラミング学習のノウハウを提供している。
10年前にはリクナビ、マイナビといった求人閲覧型しかなかった状態から、今では逆求人型、SNS活用と就活のプラットフォームは多様化してきている。さらに、動画によって就業マッチングを行うプラットフォームも登場している。
「ビデオマッチング」という就活マッチングサービスは、就活生が自己PR動画を撮影し、プラットフォーム上に公開することで、その動画を見た企業からスカウトが来る仕組みだ。就活生から企業へのアプローチも可能となっており、企業側も就活生に魅力を感じてもらうために、簡単な採用動画を作成できるようなサービスもある。
今後はこのサービスのように就活生、企業双方が動画をアップロードし、その動画を基に直接マッチングしていくプラットフォームを提供するだけでなく、いかに魅力的な動画を撮影、編集できるかが鍵となってくるだろう。
そうなると、「就活の証明写真は写真館で」のように、就活用動画の質を向上するサービスやアプリも重要となるだろう。
「動画就活時代」の対処法
このように就活における動画の活用が進んでおり、就活における動画の重要性が高まっている。では、これからの「動画就活時代」に就活生や企業はどのように対応していけばいいのか。
「動画就活時代」においては、採用動画を作成し、YouTubeにアップロードし、拡散している企業としていない企業では母集団形成に大きな差が出る。リクナビのような求人媒体に求人を掲載していても、ほかの求人募集の中に埋もれてしまうため、差別化を図って、より魅力づけする意味でも採用動画は有効な採用ツールとなる。
まだ採用動画を持っていないが、できるだけコストをかけずに採用動画を作成したいという企業向けには次の方法をオススメしたい。
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